~ピアノ講師の家事のウエイト~
こんにちは。「信頼される指導力と根拠のある技術を身につける!」ピアノ講師とプレイヤーを応援する 山本玲です。
緊急事態宣言の発令や世の中の新しい生活様式の変化で、行動や考え方を見直せざる得なくなった方が少なくないと思われます。今まで見えなかったものが見えるようになったり、今までの「あたりまえ」に疑問が湧いたりと、私自身も自分に向き合う時間が取れたことで、自分自身の行動を客観的に観察することが出来ました。今回はピアノ講師の家事についての観察(気付き)です。ご興味ある方はお付き合いください。
目次 1.仕事と家事 2.自動化された「動き」とそのメリット 3.感情から発動された「動き」のメリット 4.選択の自由 5.まとめ ※ご興味ある方はお付き合いください(しつこい・・・)。
仕事…何かを作り出す、または成し遂げるための行動・生計を立てる手段として従事する事柄・職業・業績 (デジタル大辞泉より)
家事・・・家庭内の事情や事柄・「掃除」「洗濯」「食事の支度」「育児」など家庭生活に欠かせない仕事。(デジタル大辞泉より)辞書から抜粋
「仕事」と「家事(家庭の仕事)」の配分は家庭のある働く女性(働く、家庭のある女性?)には長年の課題です。
1980年頃は専業主婦の割合は約65%だったのに比べ、2018年では約33%(「厚生労働白書」より)となり、家庭のある働く女性は着実に増えています。※兼業主婦という言葉もありましたが、ここでは使用を控えます。
私も、もれなくこの「家庭のある働く女性」の一人です。
通常の私の毎朝の日課は、その日にやるべき家事内容と外出の要件、を全て書き出し、こなしたものから順にチェックして消すという「ミッション達成型」です。クオリティーに拘り過ぎず、こなせたかどうか?が私的には重要です。
午前中に夕食準備までのすべての家事を終わらせるため、感情に問いかける時間はあえて取りません。掃除・洗濯・そして食事も栄養バランスを考え(つもり)、尚且つお腹を満たす食材を考え調理し、完結するまでの作業中はいかに時短でできるか?ということのみ。ただ、やることが視覚化されているので最短の作業時間と計画遂行の「達成感」が自分の※承認欲求を満たしてくれます。自分で自分を褒めるという感覚に近いと思います。他者に賛辞を求めないので自分一人で完結できることはメリットと言えるでしょう。
※承認欲求・・・『他者承認』と『自己承認』の2つがあるが、上のケースは後者の『自己承認』:自分で自分を認めたいという欲求にあたる
そんな日々が日課でしたが、コロナ禍の緊急事態宣言の自粛でその必要性を感じなくなりました。ピアノ教室も休講、子供たちも勿論休校で習い事もゼロ・・・時計を見なくてもお日様の高さと動きで生活できるような原始的な感覚です。(どこかで味わったことがある感覚…幼児期かな)
そんな日時計と腹時計を頼りにした環境は自分の感情を含めた「動き」を優先させてくれました。食事を例に上げるならば、食べたいから作る!とか、さらに美味しく完成させる!というような感じです。感情を伴う動きは集中力が持続し、作業中も楽しめるのがメリットです。
6月に入り、自粛もひとまず解除され、以前のリズムが少しづつ戻って来ました。上のように感じた経験から「『感情から発動された動き』を採用して、いわゆるポジティブな生活が新習慣に!」となる結末ではあまりにも応用力がない(笑)。
「自動化された家事」は感情のエネルギーが少ないのでその後の仕事に支障が出ない。これはこれで充分使えます。そして、「感情から発動された動き」は感情の分量を調節することで変化と集中力をが出せると今回の期間で実感できました。全力で家事と仕事の両方に打ち込むのも憧れますが、それは私にとっては理想論。そんなことをやっていては夜までの仕事がやりきれない(あくまでも私のケースです)。
自分の行動を客観的に観察することで気が付かなかった・見ようとしていなかった行動の意図と変化が見えた。そのことが今回の棚卸し作業での気付きです。
観察の結果から何を取り入れるか、取り去るかをその都度考えること。自分の行動も感情も選択することが出来るということも学びました。何が正解か?という答えは一つではなく、しかもその時の様々な状況でも選択は変わっていくでしょう。心穏やかに生きる私の新生活習慣の一つとして覚えておくことにいたします。皆さんも「生活習慣の棚卸し」おススメします!
※そして、ここまでお付き合い下さったことに感謝です!