これまでの点と点が「つながる」

「先を見て『点をつなげる』ことはできない。
できるのは、過去を振り返って『点をつなげる』ことだけ
だから将来、その点がつながることを信じなくてはならない」

とはスティーブ・ジョブスの言葉です。

私自身がこの言葉を意識してきたつもりは全くなかったのですが、先日、ご縁があったラジオ収録で自分の幼少期から現在の活動をお話しした後に、この言葉がふっと頭を過りました。

小学生の時は友達と全力で遊び、その延長で音楽も自由に制限なく楽しんでいた私でしたが、いつの頃からかプレッシャーと先生の期待に応えようとする思いからか?音楽を自由に楽しめなくなっていました。与えられた曲は期待に応えるまで仕上げるという”ミッション”のように音楽に接する習慣が染みついてしまったのかもしれません。他人の評価だけを気にしてやってきたことは、結果が出なくなった時に続ける意味がなくなるのですが、この負のトンネルの中をリタイアすることなく歩き続けられたのは、あの幼少期の「楽しい!おもしろい!」の肌感覚と誰の目も気にせず夢中になっていた土台が私の中にあったからだと思うのです。

今はアレクサンダーテクニークを取り入れた「音楽家のためのフィジカルとメンタルレッスン」の探求を伝えることに夢中ですが、同時に15年ほど前からユニットを組み幼児からでもクラッシックを楽しめる「ピアノおはなしコンサート」も続けていました。

自分でも、両極端な発信の仕方をしている感じはありましたが、今回のパーソナリティーさんとの対談でその点と点が繋がっていくのが分かりました。

【高い技術は表現する手段としては必要なものですが、それを支える土台の「楽しい・面白い・夢中」が無ければ、簡単に崩れてしまう】

自分が意図したわけでもない点の数々が一つのストーリーとしてまとまる。不思議な感覚です。