ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師によるピアノ指導

ピアノ演奏者が知っておきたいお得なこと・7

緊張を味方につけるには! その2

こんにちは。「信頼される指導力と根拠のある技術を身につける!」ピアノ講師とプレイヤーを応援する 山本玲です。

11・4の「緊張の正体を知って、演奏力を伸ばす!」の資料作りが思いのほか楽しく、

しかも

ワークショップ開催のために学びを深めたおかげで、自分自身の本番にも変化がありました。

現在、まとめているものは主に緊張で起こる自律神経系の身体の変化ですが、インプットしやすいようにまとめたものを当日お配りする予定です。

これまでの「交感神経と副交感神経」のみの知識から➡「多重迷走神経の理論」も含め、アップデートしています(HPにも添付したかったのですが、何故かコピーできず・・・残念)。HPの投稿ではその神経システムから見た「緊張の変化」を簡単な文章ですが綴ってみました。

ステージ・本番での緊張の3ステップ(自律神経)を知る」

日常では人が人として健全に社会的な繋がりを保つため「腹側迷走神経複合体」という神経がはたらいています。相手の内面を理解する力と互いの関係性の中で協力し合う力です。

ただ環境や状況が変化もしくは悪化し、人に助けを求めることで解決できなくなった場合(ステージでの本番)➡「交感神経」が優位に働き逃走闘争モード(緊張)に変わります。ソワソワや手の震え、または手に汗をかいたり口が渇き心臓の鼓動が速くなるような身体の変化が表れます。

身体がそのような対応をしても打開出来ないとなった場合(緊張の度が超えた時や絶体絶命の危機など)➡「背側迷走神経複合体」の防衛反応オンになり、身体は硬直し乖離状態(心と身体の解離)になります。野生動物でいう「死んだふり」「省エネモード」にあたります。ステージで何も感じなくなり、演奏する気もなくなる心理状態がそれにあたります。

このような1~2、または1~3までのステップで本番の緊張は起こります。人間や動物は「見えないもの」や「「理解できないもの」に恐怖や不安を感じます。緊張の解決策を求める前に、このことを「知っておくこと」は実は非常に大切なプロセスでもあります。

11月4日(祝) 本番でいつも通り!を望む大人のピアニストさんのためのレッスン「緊張の正体を知って、演奏力を伸ばす!」では参加者の体験にも寄り添って探求をしていく予定です。

2名ほどお席が空いております。ご興味おありの方はこちらからどうぞ↓

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